普通ならば8~12回ほど通う医療機関でのレーザー脱毛。それを私はたった3回だけの施術でやめました。
効果がなかったからやめたわけではありません。1回ごとにきちんと脱毛効果はありました。

また、3回で脱毛が完了したからではありません。現在も電動シェーバーなどで無駄毛の処理は3日に1回くらいのペースで行っています。
私がたった3回でレーザー脱毛をやめた理由は、当時付き合っていた彼氏のある一言が原因でした。

私は物心ついたときから他の人よりも体毛が濃いほうでした。足や腕は毎日剃らないとチクチクと生えてきますが、私はそれ以外の場所にも悩まされていました。
それは、おへそ周り、手の指毛など、女性ならあまり濃く生えないような場所の毛でした。それが普通の女性よりもとても濃く生えていたのです。

特に手は普段から人にみられる場所なので悩みのタネでした。剃っても毛穴は見えてしまいますし、時間がたつと短い毛がすぐ生えてきてしまいます。
なので指輪などをすれば毛も一緒に見られてしまうと思って、学生時代は一度も指輪をはめて出かけたことはありませんでした。

社会人になって資金的に少し余裕ができた私は、ずっと悩んでいたこの無駄毛たちとキレイさっぱりお別れをするために、
医療クリニックで本格的な永久脱毛のコースを組むことにしました。脱毛を行った箇所は全身です。身体も顔もVIOもすべてをコースに盛り込みました。

脱毛の効果は1回目からしっかりとありました。1回、2回、3回と毛は序所に薄くなり、気になっていたオヘソや指毛もだんだんと薄くなってゆきました。
ですがまだまだツルツルとまでは程遠かったので、これからも頑張って通おう!と意気込んでいた矢先、当時付き合っていた彼氏からプロポーズを受けます。

もちろん私は喜んでうけたのですが、同居を始めるにあたり、借りる予定の2LDKの部屋割りをどのようにするかということでケンカになりました。
彼氏は、「リビング、2人の寝室、衣装部屋」にしようと言い、私は「リビング、私の部屋、彼氏の部屋」で分けようと提案しました。

私は、無駄毛の手入れを落ち着いてできる自分だけの空間が欲しかったのです。
だって全身脱毛は、普段なら剃らないような全身の隅々まで自己処理を行ってからレーザー脱毛を行うのが基本ですので、
鏡をみながら全身の毛を処理している姿を見られるのは耐えられなかったのです。
毎日一緒に寝れば、オヘソまわりにうぶ毛が生えていることがバレてしまうかもしれませんし、それも嫌でした。

最初は恥ずかしくてただ「プライベートの空間がほしい」というだけの私に納得できない彼氏とのケンカは一晩中続き、
ついに私は正直に自分の無駄毛の悩みについて泣きながら打ち明けました。
脱毛に通っていて、通っている間は肌の手入れや無駄毛を処理する場所が欲しいとの旨を伝えたところ、彼氏からポツリとでてきた言葉は、
「人並みに毛が生えているほうが自然でいいと思う。産毛程度は全身誰でも生えてるものだよ。」

私は、女性は全身無駄毛がない美しい姿を目指すべきなのだと信じてきたので、それを聞いたとき私は「あれ?そうなの?」と目からウロコの気分でした。
大好きな彼氏から放たれた一言で、燃えたぎっていた脱毛への熱意がクールダウンし、「まあ薄くはなったし、これでいっか」という気分にあっさりと変わってしまいました。

12回で組んでいたコースの3回のみを消費し、残りを返金してもらって私の脱毛劇は幕を閉じました。
今は週に2回ほど、本当に毛が濃くて気になる箇所だけ電気シェーバーでササッと処理する程度の処理しかしていません。
彼氏は旦那さんになり、同じ部屋で一緒に寝ています。

たった3回しか通っていませんが、毛が薄くなったという効果が得られただけで私は大変満足しています。
12回すべて通いきればきっとツルツルに近い肌を手に入れられていたでしょうが、私の場合はそこまでのことは必要なかったようです。
完璧をもとめて始めた脱毛でしたが、始めたおかげで「完璧じゃなくてもいいんだ」と思えるきっかけに変れたので、本当に気持ちが楽になりました。